絶対に単品でも買いたい11個のWavesおすすめプラグイン
※随時更新していきます。
Wavesのブラックフライデーが早くも始まりました。
私の書いた、たった一つのWavesの記事もそれに呼応するようにPVが伸びています。
ということで今回は前回では紹介できなかった普通に選びたくなる単品でも買いたいおすすめのWavesプラグインを紹介します!
そもそも、私はWevesでDTMを始めなかったので思い出補正やずっと使ってきて慣れているからというようなのが一切ありません。
したがって客観的に見て他のプラグインと比べても使いたくなるような本気でおすすめできるプラグインをご紹介できると思います。
Wavesは単品買いを私は推奨しています。
おすすめプラグイン
Abbey Road Reverb Plates
同じAbbey RoadシリーズのリバーブにChamberがありますが、そちらは比較的どっしりしたような印象でやや分厚すぎるかなくらいに思っています。
その点こちらはそこまでの分厚さは感じないながらも品の良さを感じる煌びやかさがあり、目立たせたいトラックには非常に使えます。
またボーカルに使えば所謂洋楽っぽい感じに一瞬にしてなってくれます。
API-2500
APIのEQはわりかしプラグインで出ているなという印象はありますが、コンプレッサーは正直少ないです。
そういった希少価値的に見ても高いのですが、このコンプレッサーはバスコンプとしてはかなりきつめにかけてもニュアンスが損なわれにくく天井感を感じません。
操作性もボタンをクリックしていけば完成するのでかなり使いやすく、あまりにもハードなジャンルでは使いづらいかもしれませんが多くの場面で活躍できます。
定番のSSL系ではないバスコンプが欲しい場合は要チェックです。
Butch Vig Vocals
以前他の記事でも紹介しました。
私のお気に入りの一つです。
Butch Vigが手掛けた独特のざらついた音を簡単に作ることができます。
洋楽ロックのあのザラつき方が好きな人にはドンピシャでハマるでしょう。
ラジオ系ボイスのプリセットも豊富なので、そういったのを作るときはほぼ使っています。
Greg Wells Signature Series
このシグネイチャーシリーズが様々なものが出ていますが、その中でももっとも多くの人におすすめできるのがこのGreg Wells氏のシリーズです。
すべてのプラグインがノブ1つとインプット量でコントロールするというとても簡単な仕様で、且つ様々な効果を得ることができます。
基本的にはEQとコンプとサチュレーションが組み合わさっているのかなと推察できるのですが、どれも極端にノブを振っても破綻した音になりにくくガッツリした音作りというよりかは味付け用途になっています。
公式の説明文を読んでいる限りGreg Wells氏は真空管が好きなのかなと推察できるのですが、その通りに真空管っぽい風味を感じることができるので物足りないトラックに刺すと優しくも確かな飽和感が得られます。
PianoCentricだけちょっとどうかな......と思っていますが、ここは好みの範疇かなと思います。
Infected Mushroom Pusher
サイトランスで有名なイスラエルのInfected Mushroomプロデュースのプラグインです。
マルチバンドエンハンサーというカテゴリーで、モダンなサウンドにしてくれるとのこと。
エンハンサー・エキサイターは「エキサイターっぽさ」が出やすいと個人的には思っているのですが、これはあまりエキサイターっぽさを感じずどちらかというとEQのような使い心地になります。(もちろん掛け方にもよるとは思いますが)
プリセットを見る限りクラブ系のドラムやパーカッション系のループ素材を意識したものが多く、もちろんそういった用途に使うのもいいのですが普通にアコースティックの素材に使うにも非常に活躍してくれます。
プロデュースした人がゴリゴリのサイトランスプロデューサーなのでそっちのジャンル向きなのかなと一見思いますが、普通に他ジャンルの人にも試して欲しいなと思います。
またWavesにしては珍しく定価から5000円台と低価格になっています。
Jack Joseph Puig Bass
シグネイチャーシリーズの中ではかなり古いものになりますが、DIからアンプを通したものにシンセベースまでかなりそれらしい音をプリセットを選ぶだけで一瞬で作ることができます。
やはり古いのでそこまで音が良いとはならないのですが、必要十分はあるのかなという感じなのでベースに拘りがなければとても賢い選択肢の一つになります。
Manny Marroquin EQ
グラミー賞4度受賞というエゲツない実績を持つトップオブトップエンジニアであるManny Marroquin氏が、触ることが多いEQポイント固定で氏が所有する数種類のEQのカーブを帯域毎に違うものを割り当てるという大変面白いコンセプトのEQとなっています。
Wavesのシグネイチャーシリーズは特定の楽器向けのエフェクトが多く純粋にコラボしたEQなんかはあまりなく、それもあってか非常に分かりやすく効果あ出やすいEQとなっています。
Wavesが全体的にその傾向にあるのですが、かなり大胆にブーストしても破綻しにくいので思いきった音作りをしても説得力のある仕上がりになることが多いです。
比較的様々な素材に使うことができますが、バストラックに使っていくのがおすすめです。
Scheps Omni Channel
アンドリューシェップス氏とコラボしたチャンネルストリッププラグインです。
効率にフォーカスされた完全にお仕事向きの仕様で、アナログ的な面白さがあまりないというのが特徴です。
それ故数値に実直でミキシング作業においてはこれ以上ないほど素晴らしい働きをしてくれます。
特別音が良いとか変わったことができるわけではありませんが、インサートで行いたいエフェクトはほぼ網羅されていて且つできることが多いながらもUIが非常に扱いやすく、まず迷うことがありません。
ディエッサーが2バンド仕様なのがポイント高いです。
Scheps Parallel Particles
それぞれほぼノブひとつで弄りにくい部分をコントロールすることができます。
超低域、超高域、アタックとリリース、ボディ、これらは弄ろうと思うと少し特殊な機材や知識が必要だったり、中々うまくいかなかったりと難しい部分です。
それをノブひとつで良い感じに制御することができるのでトラックの最後の方の調整には持ってこいでしょう。
上記のOmni Channelでは弄りづらい部分でもあるので合わせて使うのもおすすめです。
Tune
UIがかなり古く感じますが、現役でバリバリ使っています。
ピッチ補正ではAuto-TuneやMelodyneが業界を席巻していてこのTuneは中々定着できなかったわけですが、よくないから定着しなかったわけでは決してありません。
恐らくは画面サイズが小さかったり読み込むために一度再生しき切ってスキャンしなければいけなかったりとか、そういった手間の部分があるのかなと思っています。
Tuneを一言で表すと、Auto-Tuneの機能制限版です。
Auto-Tuneからボーカルのピッチ補正には直接関係ない機能を全て抜いたって感じですね。
Melodyneと違うところはAuto-Tuneのようにピッチのカーブを直接いじることができるという点です。その部分に限って言えば自由度はMelodyneよりも高いと言えそうですね。
そしてこのTuneを語るときに同時によく出てくるのが、音が他2種を抑えてナチュラルになりやすいというところですね。
しかし上記の2種を覆い隠すくらいの操作性の悪さが目立ってしまっています。
しかし値段がとにかく安いので興味があればサクッとポチれます。
MelodyneとAuto-Tuneで満足なピッチ補正ができるグレードを買おうと思うと結構高くつくので、コスパ重視でこちらを選択するのも良い選択です。
Tune Real-Time
こちらはTuneがリアルタイム処理に寄ったようなものです。
言わばAuto-Tuneのピッチ補正以外の部分といった感じでしょうか。
基本的には指定したスケール内に入力される音を合わせるというのが主担っています。
MIDIで指定することもできるのでメロディーラインに正確に合わせることもできます。
やはりこういったエフェクトのメインの一つがケロケロボイスですね。
通常のピッチ補正ソフトでピッチを平らにするだけではない細かい調整を入れることができるのでケロケロボイス専用に買うのもおすすめです。
如何せんケロケロ専用グレードのAuto-Tuneよりもこちらの方が安いので、こちらを買ってしまってそのまま満足してしまうのも良いのではないでしょうか。
最後に
以上11種類(内バンドル1つ含む)でした。
Wavesらしいものかららしくないものまでありましたが、どれも即戦力で買ってすぐに力を発揮できるオールマイティーなものばかりです。
一考していただければ幸いです。