エフェクト編に引き続き音源編になります。
VSTプラグインだけでなく、Kontaktなどのサンプラーライブラリーも一緒に含めています。
最後はかなり使用頻度が高いサンプルパックも紹介しています。
ドラム
アコースティックな音源は基本的にSD3のみ。
SD3にアコースティックなサンプルをレイヤーしたり、どちらかというとサンプルパックから使うことが多いです。
Toontrack / Superior Drummer 3
一番好きなドラム音源です。
何よりもシンバルの音が好きで、現状手放せないですね。
値段に見合った素晴らしい音源だと思います。
Steinberg / Grove Agent 5
ドラムのサンプルを入れておくように使っているサンプラーです。
予めいくつかのサンプルを読み込ませておいてテンプレートに最初から置いておく感じですね。
波形編集をガッツリしないような想定の曲では大変重宝しています。
入っている音は使っていません。(SEじゃなくて有料版なのに)
ベース
ベースはメタルかそうじゃないかで使い分けています。
私自身ベーシストではないので、これといってベースに深いこだわりがあるわけではありません。
人に引いてもらうことが多いので、メタルでなければMODOだけで事足りてしまいます。
IK Multimedia / MODO BASS
最強のラクチンベースですね。
ベタ打ちでのそれっぽさならNo.1です。
ただメタル系は個人的に満足いくレベルではなく……本テイクで使うことも多いので後述ものを使っています。
Solemn Tones / Loki Bass 2
定番のDingwall NG-2をサンプリングしたベース音源です。
最低でダブルドロップCまで出すことができるので、今流行りのニューメタルコアなどにも対応することができます。
何よりもこういった音源はKontaktのライブラリーが多い中で、↓のKrakenと共にSolemn Tonesは独立したVSTプラグインとしてリリースしてくれているのが嬉しいですね。
Solemn Tones / Kraken Hybrid Bass
こちらは↑よりももっと重心が低くてメタルの中でも汎用性がある感じです。
細かくジャンルと目指す音(リファレンスの曲)に合わせて使い分けています。
ギター
ギターは基本的には人に弾いてもらうのでデモ用として考えていますが、場合によっては本テイクで使うこともあります。
何よりも、曲を作っている時にギターの音がそれなりにリアルじゃないと作っていてイメージが膨らまないです。
なのでギター音源は結構重視しています。
Solemn Tones / The Odin Ⅱ
ディストーションギターでバッキングを作るときはまずこの音源から作ります。
ダブルドロップCまで出るメタルギター音源なのでもちろんゴリゴリのメタルで使っていますが、それ以外でも普通にポップスなどで使っています。
Ample Sound / Ample Guitar SC
ストラトの音源です。
コードバッキングを簡単操作で良い感じに作れる機能目当てに使っています。
クリーンやクランチのバッキングを手動で打ち込むと歪みで誤魔化せないので打ち込み技術がモロ出てしまいます。
その点をカバーしてもらえるのでこちらも結構使っています。
Ample sound / Ample Guitar TC
テレキャス音源です。
↑と用途は同じ。
ジャンルや雰囲気などで使い分けています。
Ampleのギター音源共通ですが、内臓のアンプシミュレーターやエフェクトがあまり好きではないので、それらはすべて切って外で音作りをしています。
Ample Sound / Ample Guitar M
アコギ音源です。
これも用途は↑と同じ。
これを含めてアコギ音源は3つリリースされていますが、Martinをサンプリングしているこの音源が一番使いやすいかなと思っています。
ピアノ
ピアノは現状ゴリゴリの音が良いクラシックピアノみたいなのは使う機会がないので、どちらかというとポップスやダンスミュージックなどで使うことを想定したものになっています。
Steinberg / The Grand 3
持っている中では一番クラシックっぽさがあるかもしれません。
とは言え評価が高いクラシックピアノ音源と比べると音はそこまで。
普通に使いやすいピアノ音源として好きなので、とりあえず普通のピアノを使おうと思ったら最初に立ち上げる音源です。
XLN Audio / Addictive Keys Studio Grand
超定番ピアノ音源です。
使ってみると日本でめちゃくちゃ使われているのがよく分かるポップスでの使いやすいさです。
↑のThe Grandよりももう少し抜けが欲しい時に使っています。
8Dio / 1928 Steinway Piano
こちらは逆に音が柔らか目なピアノ音源です。
柔らかいかと言って印象がボケているとも言えない絶妙な感じなので、ピアノだけで雰囲気を作りたいシーンやローファイな曲で好んで使っています。
ストリングス
ストリングスもそこまで超リアルな音を求められていない(ポップスくらいな感じ)のでそこまで種類は持っていません。
Vienna Instruments / Vienna Chamber Strings Ⅰ
定番のストリングス音源です。
他の定番どころが2倍近く値段が高いですが、2倍どころか同等くらいの質は感じる非常にコスパの高い音源だと思います。
Roland / SRX Strings
こちらはしっかりとしたストリングパートを打ち込むというよりかは、ワンポイントでストリングスの音を使いたい時やレイヤー用として使います。
曲の中でスタッカートやピチカートだけ使いたい時やレイヤーしたい時なんかが結構あって、この音源自体結構ブライトで抜けてくるので上記の用途で使いやすいです。
ROMプラー(サンプラー )
最近の音作りの中に90年代や2000年代っぽい音を入れていくのがポップスを作る上で好きだったりするので、こういった総合音源やワークステーションなどはかなり使っています。
Steinberg / HALION 6
特殊なキーボードやオルガンなどで主に使っています。
一緒についてくるHALION SONICの方はGM音源を出すのに使っています。
Native Instruments / KONTAKT 6
世界で一番使われているサンプラー 。
やはりサードパーティのライブラリを使うのに使用しています。
KOMPLETEは買っていないのでKontaktのファクトリーライブラリくらいしかNI純正は持っていないです。
Kontaktのライブラリはブラスなんかが何かと使う機会があります。
KORG / TRITON
一番好きなワークステーションです。
ピアノ、ストリングス、オルガン、シンセ、オケヒとなんでも使っています。
当時のエッセンスという意味ではかなり出やすい方だと思います。
Arturia / Analog Lab Ⅴ
名機と言われるアナログシンセの音が大量に収録されている音源です。
代わりに細かいエディットや音作りなんかはできません。
完全にプリセットマシーンとしていかにもアナログという感じなベースが欲しい時に使っています。
Roland / XV-5080
こちらもTRITONと同じく知っている音がたくさん入ってる系です。
リードやプラック系を探す時に優先して立ち上げています。
Roland / SRX WORLD
民族系の音のみが収録されています。
琴や三味線などを使いたい時に使っています。
他にも和風系の音が出る音源がありますが、総合音源の中ではこれが一番好きです。
シンセサイザー
制作の要です。
基本どんなジャンルでもシンセは使っているので、シンセがないと曲が作れないです。
Reveal Sound / Spire
一番好きで使っているデジタルシンセ。
これがないと曲を作ることができません。相当依存度高いです。
プリセットも結構な数購入しています。
トランス系のリードやプラックなどがとにかく好きで、それ系のプリセットが一番購入数多いです。
操作も(LFO以外なら)比較的分かりやすいほうかな。
Xfer Records / Serum
キングオブEDMシンセです。
歪んだ音、特にベースがかっこいいですね。
こちらもSpireほどではないですが、それなりにプリセットを購入しています。
そこまで使えていないので、もっとサンプルを読み込ませたりして使っていきたいなと思ったりしています。
DS Audio / Thorn
アナログっぽい音の良さを持つデジタルシンセ。
ワンフレーズで空間を埋めるようなトラックを作る時に使っています。
Roland / JD-800
キングオブ90年代シンセ。
本当にプラグイン版を作ってくれてありがとうとRolandの代表電話番号に鬼電したい気持ちをいつも持ちつつ使わせていただいています。
やっぱりピアノを一番使っていますね。
TRITONなどでも似たような硬いピアノがありますが、やはりJD-800にはクローズドボイシングでコードを鳴らした時特有の音があります。
これは他の音源では出ません。
そしてその音が90年代を特に感じることができるので、好んでよく使っています。
Roland / JUNO-60
Rolandのシンセの名機でよく名前が上がる超ビッグネーム。
パッドの音が好きでそれ一本でもレイヤー用でも使っています。
Roland / SYSTEM-1
かなり実機の発売が新しいシンセです。
音作りが比較的簡単なので自分でいじって音を作りたい時、太いベースやリードが欲しい時に使っています。
上記のAnalog Labなんかはなんだかんだ音が綺麗なので、良い感じの粗さが出るのが良いですね。
Roland / SYSTEM-8
こちらも↑と同シリーズのシンセです。
定番のデジタルシンセとアナログとは言えさほど音の方向性は変わりません。
とは言え↑のSYSTEM 1同様綺麗過ぎないので、後ろで流しておきたいような音で好んで使っています。
サンプルパック
こちらもシンセ同様に制作の要です。
今回紹介するのは特にドラムとFX系で使うことが多いサンプルパックとなっています。
Dharma Worldwide / Sounds of KSHMR Vol. 3
定番のサンプルパックです。
ハウス系はもちろんヒップホップやローファイなドラム、FX系なんかはほとんどここから使っています。
FXは派手なんだけど浮き過ぎない丁度良い塩梅なように感じます。
Freaky Loops / Biomechanical DnB
DnB系のスネアとキックで派手なものを使いたい時に使っています。
速いポップスでも大活躍です。
Sample Magic / Retrowave
もっと90年代や古い感じに寄せたいポップスなんかでよく使っています。
かなりローファイだったりヴァイナルな感じのドラムがたくさん入っています。
昔の音源からそのまま抜き出したような質感です。
HiTECH NINJA SAMPLES / Vol.4

日本製のハイテック系サンプルパック。
トランス系のキックを使いたい時に使っています。
普通のトランス系のパックよりももう少し硬質な感じがして好みです。
Drumforge / DrumShotz Joey Sturgis Fire Edition
ロック・メタル系のドラムの際にレイヤー用として使っています。
他にも使っているものはありますが、一番使っているのでこちらをチョイス。
キッチリドライな音とそのリバーブ音を分けて収録してくれているので、ミックスの時に非常に助かります。