elysia alpha compressorをレビュー【超自然なマスタリングコンプ】

elysiaのコンプレッサープラグインalpha compressorをレビューしていきます。

実機は150万円の超ハイエンドマスタリングコンプレッサーです。

前回のSPL IRONが70万円なのでその2倍とちょっと。

これを見るとIRONなら買えるのではという気持ちになります。

車とalpha compどっちを買うか悩むレベルなのでしょうか。

そんな超ハイエンドコンプがプラグインとなっています。

しかもプラグイン自体が2010年くらいからあるもののため、セール時にはかなりお安く買うことができます。

一応この記事の時点でバージョンが1.15となっていて、一応バージョンアップはしていますが流石に10年前のプラグイン......と私は思っていて最近はあまり使っていませんでした。

しかしこのレビュー記事のために改めて使ってみてやっぱめちゃくちゃ良いじゃん!となったので気持ちよくこの記事を書けそうです。

目次

ディスクリート

コンプの動作タイプについては分かりませんでした。

(もっとちゃんと調べたら分かるかもしれないです)

ただ動作タイプなんてどうでもいいです。

このコンプの実機はディスクリート。

ディスクリートを謳っているコンプはたくさんあるかもしれませんが、コンプの中身以外にパワーサプライとかLEDのドライバーとか、そういった細かいところまでディスクリートとなっているようです。

だから値段が150万円とかそういう感じなっているんですね。

ディスクリート

色々集まっているセットのものではなく、そのセットのパーツ1つ1つを個別で用意したもの。

よくあるのはコンプの中身の集積回路を全部単体のパーツだけで組み上げている物。

ただそれもあくまでアナログの話。

アナログはアナログ、デジタルはデジタルです。

良いところ

オート系機能が強い

このalpha compressorには超強力なオート系の機能が搭載されています。

なぜオート”系”と言うかというと、搭載されているのはオートで色々行ってくれる機能セミオート機能が付いているからですね。

まずオートで色々行ってくれるのがスレッショルドノブの隣にあるスイッチのFeed Forward。

その時々によってレシオやサイドチェインなど色んなパラメーターが内部で動いてより仕上がりが自然になるようにしてくれます。

ここで言う自然というのはコンプ感が強くならないようにしてくれる、みたいな感じだと思います恐らく。

例えば音量差があるような曲に使った場合に特に低域の量が安定していないので、都度その音量差が保たれるように色々動いてくれるとか。

突発的なピークを抑えた時に潰した感が出ないようにしてくれたりとか。

とにかく、仕上がりが自然になるように内部で頑張ってる機能です。

そしてアタックとリリースのそれぞれ隣に一つずつ付いているAuto Fastスイッチ。

これは完全なオートではなく、普通に指定した値は基本維持しつつ都度臨機応変に値を変えてくれるセミオート機能です。

曲にさせばこちらも器用に細かい動きをしてくれます。

自然に音圧が上がる

マスタリング工程で2mixにかけると本当に自然に音圧感を上げて、コンプ臭くなく一体感を高めてくれます。

上記のオート機能もあってやはり自然なサウンドというのがこのコンプのコンセプトのように感じます。

良くも悪くも音を脚色しないのでよりイメージに近いコンプができます。

ジャンルも選ばないのが良いですね。

値段が安い

定価が249ドル、セールでは49ドルくらいまでは下がります。

配られるバウチャーのタイミングが合えば29ドルくらいで買うこともできます。

古めのプラグインなので安くなっているというのは納得ではあるものの、実際使うと古さはそこまで感じられません。

特に肝心のコンプの部分は今でも強力なので、マスタリング向けのコンプではかなりコスパが良い部類と言っていいのではないでしょうか。

微妙なところ

Warmスイッチがそこまで......

ここまで散々音が自然だとか綺麗だとかクリーンみたいなことを書いてきましたが、キャラクターを付けられるのであろう機能が存在します。

それがこのWarmスイッチです。

しかしこれがそこまでキャラクターが立つわけではない。

よく言えば自然ではあるのですが、本当に控えめ。

コンセプト的にはこのコンプでそこまでWarmにしたいとはならなかったので、現状あってもなくてもみたいな感じに捉えています。

良い感じだったらもっと使っていると思います。

まとめ

自然にコンプできる高コスパコンプレッサーです。

しかもオート機能に任せた方が旨味があるので、使うのもそこまで難しくないのが良いですね。

2020年代に入ってもまだまだおすすめです。

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この記事を書いた人

ミックス・マスタリング・作曲・編曲やっています。
自分の持っているプラグインをすべてレビュー記事にアウトプットするのが当面の目標です。
お問い合わせ欄からお仕事も募集しています。

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