定番のシンセも良いんだけどたまにはマイナー目のシンセも使いたい。マイナー目のシンセを使って周りと違いを出したい。
今回はその様なニーズにお答えするべく定番シンセよりは知名度・使用者が劣るけど負けない素晴らしいシンセを10個紹介したいと思います。
※1社から1つという縛り紹介したいと思います。気になるシンセがあればその会社の別のシンセも確認するのが良いでしょう。
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u-he / Hive2
ソフトシンセ大手のu-heより発売されているEDM寄りの比較的新しいウェーブテーブル搭載シンセです。
なぜ「ウェーブテーブル搭載」と言う書き方なのかと言うと、日本語サイトには具体的なシンセ方式が書いておらずウェーブテーブルも使えると言う様な書き方なのでこの部分はあやふやです。
ただサウンドを聴いてもらうと分かると思うのですが、ウェーブテーブル感のある瑞々しい音あればアナログ感満載の太い音もあるのでおそらくヴァーチャルアナログもあるのかなと思います。
なぜこんな中途半端な解釈で書いているかというと私自身が所持していないからという理由なのですが、音やシーケンサー周りが好きで欲しいと思いつつ値段が最近のシンセの中では少々高額な部類で特別シンセに困っているという訳ではないので優先度は低めになっているという感じです。
最近のシンセは低価格化が進んでいるのですが、その中でこの値段で出してくるのは中々に挑戦的だと言えますね。
Synapse Audio / DUNE3
Trance向けの澄んだ太い出音が特徴で、プリセットもトランス向けのサウンドやシーケンスが多いです。
リードからベース、パッドまで幅広く対応可能で純粋に音が良いので他のジャンルにも使えるでしょう。
また前作DUNE2、前々作DUNEはそれぞれ互換がなかったのですが、今作DUNE3ではそれぞれと互換がありプリセットを共有することができます。
プリセットがとてつもなく即戦力なので(筆者談)プリセットマシンでも価値があると思います。ただプリセットマシンにしてはお値段張ります。
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KV331 audio / Synthmaster
トルコから飛来したモンスターシンセです。
できないことがないです。(マジ)加算合成、減算合成、ウェーブテーブル、ウェーブスキャンニング、位相変調、FM、パルス幅変調、リング・モジュレーション、AM、SFZ(サウンドフォント)やWAV/AIFFファイルのサンプル・プレイバック合成に対応しています。数が多いし、聞いたことがないようなよく分からない方式のものもあります。
出音としてはアナログ寄りと言われていますが上記の動画のようにEDMしてるような音ももちろん出せます。
そしてこんだけ色々できてプリセットも1800種類、さらにプリセットが付いてくる上のプランであれば驚異の4500種類のプリセットが付いてきます。かなり扱いが難しいというのも特徴の一つですが、これほどのプリセットが付いてきたりと初心者にもおすすめすることができます。
なんとセールで1万円を切ります。最近のシンセに負けず劣らずの低価格で超コスパが高いです。
Brainworx / bx_oberhausen
BrainworxからリリースされているOberheim SEMをエミュレートしたシンセです。
今回はモダン寄りなデジタルシンセの紹介が多いのでクラシックなものも入れておこうという感じです。
何と言ってもこのシンセはただ高負荷なだけではない高品質なOberheimサウンドです。
動画を見ていただければ分かると思いますがとにかく音が太い!勿論かなりクセがありますがそれがハマる音楽ならばこのシンセを入れるだけで全体のクオリティーが数段上がる筈です。
DS Audio / Thorn
こちらも上記のbx_oberhausen同様Plugin Allianceからリリースされていましたが、別の会社で元々DS Audioからリリースされていたものなので別枠とさせていただきます。
ハードと言えば太い音というのがよく言われますが、もう一つの側面がため息が出るほどの綺麗な出音。
まさにそういった側面でハードっぽいと言えるのがこのThornです。
プリセットのSaw系のリードを鳴らせばあまりの綺麗さに驚くと思います。
またこのシンセの特徴的な機能でグリッチ機能というのがあり、別の音をシーケンスとして出すことができます。この部分は言葉での説明は難しいのでデモを聴いていただければ使いたくなるでしょう。
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Sonic Academy / ANA2
UIのお分かりやすさ・音作りのしやすさ・出音の素直さが揃った様々な人におすすめできるベーシックなシンセです。
出音が良くも悪くも素直で癖がないのでレイヤー用やメインを邪魔しない上物用として最適です。
また実機シンセをサンプリングした波形が収録されており、その中ではまだRoland公式でプラグイン化されていないJP-8000のSaw波形など様々な波形が収録されており、好きな実機があれば使いたくなる筈です。
癖がないとは言いましたが、JupiterやOberheimなど元々が強烈な個性を持っているものだといくらエフェクトが違うといってもかなり雰囲気が出た音になります。
公式で沢山の有料プリセットがリリースされており、それぞれジャンル別でリリースされているので普段制作しているジャンルのプリセットがあるかもしれません。確認してみましょう。
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Tone2 / ELECTRA2
なんと4つのシンセサイザーを同時に鳴らせるというコンセプトで、Synthmasterほどではないがかなり幅広い方式に対応している。
中でも注目すべきはUltra Sawと定義している18ものボイスを重ねるSawです。VirusのHyper SawがSuper Sawを超えたものでは有名ですがそれよりも多層のスパソということでかなりの厚みがあります。
そもそも最大同時に4台のシンセを鳴らせるということで音の厚みは他を凌駕しますよね。シンセの中でレイヤーできるともとれるので。
しかも「Vir」と付いたHyper Sawの波形までありました。その辺りかなり意識しているのかもしれません。
VAST Dynamics / Vaporizer2
今主流のウェーブテーブルシンセですがSerumよりも圧倒的に負荷が軽いというのが公式でのアピールポイントとなっています。
現在の最新スペックではそこまででもないかもしれませんが、リリース当初の環境では重く感じることも多々あったSerumですが、それに近い現代的なウェーブテーブルサウンドをこちらは出すことができます。
Serumの出音と比べると少し細い印象も受けますが何よりも多く立ち上げることができるというのは一つの武器なのと、価格もかなり安いので使用者が増えてもおかしくはないのかなと思っています。
UVI / Falcon
今回ではSynthmaster・ELECTRA2と並ぶモンスターシンセで知名度もかなり高い方ではないでしょうか。
16オシレーターというのがまたインパクトがありますね。
一般的なシンセのVAやウェーブテーブルにさらにPCMの要素も入っていて、イメージ的にはワークステーションと呼ばれる実機キーボードに近いなと私は思っています。
特段苦手な音というのもなく同系統のシンセであるSynthmasterよりもUIが簡単なだけあって、値段がとても高いということを除けばSynthmasterよりも支持があってもおかしくないかもしれません。
ただSynthmasterとは出音も少し違うのでその辺り差別化ができているかなと思います。
Adam Szabo / Viper
ここまででVirusの名前が出ていましたが最後を飾るのはVirusをエミュレーションしたViperです。
洗礼されたサウンドはそのままで人によっては実機を買わずこれでいいかと思わせてしまうほどです。
というのも価格がそこそこリーズナブルな1諭吉とちょっとくらいなのでそこの価格差で納得してしまう人が多いわけですね。
トランスやハードスタイルのプロデューサーには圧倒的な支持を得ているVirusサウンドを手軽な価格で使うことができるのでおすすめです。
※現在Mac非対応
最後に
先に投稿した定番シンセ4選よりは使われていないシンセという基準で選んだので、これはマイナーじゃないだろていうものもあったかもしれません。
今回紹介したものはどれも根強いファンがいて強力なシンセばかりなのでどれを買っても損はないでしょう。
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