5月5日(この記事を書いているその日)にPlugin Allianceより2種類のギターアンププラグインがリリースされました。その片方を早速試してみましたがあまりのバランスの良さにファーストインプレッションで絶句してしまったので紹介したいと思います。
※この記事はギター経験がない人間が書いています。基本的に編曲・ミキシングなどの観点からの記事となります。
Fuchs / Overdrive Supreme 50
まずデモを聴いて粒立ちの良さに感動しました。私の手持ちのアンシミュではこれよりも粒立ちの良いものはありません。
また歪ませてもアタックの潰れ方がソフトウェアっぽくなく非常に聴いていて気持ちが良いです。
音に関してはRockとJazzの2パターン選択できるようですが、基本的にはモダン方向であまりこのアンプ特有の癖みたいなものは感じなかったです。
色々調べてみましたが、どうやらこのFuchsというメーカーはスプリングリバーブに定評があるようですね。
正直私は普段スプリングリバーブを使わないのでこの部分に関しては詳細にお伝えできませんが、このプラグイン自体がFuchs公式ということで完成はかなり期待できるのではないでしょうか。
ソフトウェアっぽい感じはないんだけれど、では生っぽいかと言うと元々が癖が少ないので特に何もしなくてもオケに馴染みます。
プロの方で実機を所持していたり、レコーディングスタジオなんかにも置かれる理由が分かりますね。コンポネギターならぬコンポネアンプと言ったところでしょうか。
そもそもFuchsって?
私はギターが引けないながらそこそこアンプが好きで、打ち込みとリアンプしかしない割には結構アンシミュを持っていたり知っていたりします。
しかしFuchsという名前はギタリストの友人からも出たことがなく、完全に初見だったので最初は「Plugin Allianceのオリジナルかな?」と思ったのですが、どうやらAndy Fuchsさんとと言う方が営まれているガレージメーカーのようです。
過去にサウンドハウスで30Wのものが販売されていたようですが50万円ってコンボタイプの中では高い方ですよね?(実機の値段までは詳しくないもので......)
色々調べた結果元々UADのプラグインとして先にリリースされ、今回PAからNative版としてリリースされたようですね。なのでこちらもう日本語のマニュアルがあります。
最後に
生楽器としての役割だけでなく、打ち込みの中でも絶妙に馴染む、ハイエンドのコンポネギターのような性質を持ったギターアンプだと思います。
普段ギターは打ち込みだって言う人にもとてもおすすめです。