【ユニゾンの暴力!高い密度!】Synapse Audio Dune3レビュー+おすすめプリセット

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【ユニゾンの暴力!高い密度!】Synapse Audio Dune3レビュー+おすすめプリセット

 

 

定番シンセとは言えないまでもかなりのポテンシャルを秘め明確な特徴・強みを持っているSynapse Audio Dune3を今回はレビューしていこうと思います。

 

 

総評

 

結論

即戦力のプリセットバンク

 

プリセットバンクとして持っておくのでも全然いいのではないかと思うぐらいクオリティーの高いプリセットが入っており、シンセの規模の割に有料のプリセットもリリースされているので拡張性もあります。

セール時に余裕があれば買いです。

 

Dune3概要

 

バージョン3にアップデート

 

2018年末に今のバージョン3にアップデートされました。

 

元から音の良さやPCスペックの要求値の高さなどで話題でしたが3になってから追加点が多いです。

 

・フィルターが2枚装備に

・オシレーターが大幅に更新。VA、FM、ウェーブテーブルに対応した他、フルポリフォニーで最大8320個の発声ができます。

・新機能スウォーム搭載。Super Saw系のサウンドが改善されたらしい。

・FXも新しくなった。・アルペジエーターも同時に2つ使える様に。

 

などなどです。

 

ちなみに私は現バージョンから使い始めたので今までのはよく分かっていません。

 

若干マイナー

 

決して知名度が無いというわけでは無いと思うのですが(多分)国内での使用者はあまり伸びている印象はありません。

 

原因としては海外で見てもあまりプロモーションしていない・国内に代理店が無いという部分が挙げられると思います。

 

注目ポイント

 

音がアナログ寄りで硬さが無い

 

アナログ寄りって一言で言っても様々な特徴があると思います。

その中でも本機はデジタル特有の冷たい感じや硬さがあまり無いという点が挙げられます。

 

また本機はVAやFM以外に今デジタルシンセで主流なウェーブテーブルが搭載されていますが、他のウェーブテーブルシンセよりも大人しめだなという印象です。

 

ウェーブテーブルにしては瑞々しさが無い。

決して超高域が出ていないわけでは無いと思うのですが、他と比べて瑞々しさという点は足りないかなという感じです。

 

さらに本機ではフルポリフォニーで8320と驚異的なユニゾン数を誇りますが、かなり重ねてハード目にしてもデジタル特有の冷たさは感じないです。

 

 

派手さは無いがフワッとしたワイドな空間系エフェクト

 

Spireみたいな圧倒的にゴージャスで派手な空間系では無いのですが、少しメロウで甘い感じ且つワイドな音像を得ることができます。

 

この部分は後述のおすすめプリセットの欄で確認していただければと思います。

 

Pluckが得意

 

元々そこまで音が太いというわけでは無いのですが、本機でPluckを作るとアタック感はしっかりありつつも太さが出ます。

 

なぜ出音とは裏腹にPluckで太さが出るのかというと、フィルターのスロープが関係しています。

 

またモダンなデジタルシンセとは違いハイ寄りではなくミドルを中心に密度がある出音なのでローパスしていっても太い部分がしっかり残るのが大きいのでは無いかなと思います。

 

 

分厚いPadも良い感じ

 

ミドルの密度があるということはもちろんPadも良い感じに分厚くなるということです。

 

出音がしっかりしているので空間系のエフェクトに頼らなくても存在感のある音が作れます。

 

しかしファクトリープリセットのPadはちょっと癖が強く使い辛いものが多いかなという印象です。

 

 

アルペジオ・シーケンサー系のプリセットが強い

 

ファクトリープリセットのシーケンスフレーズがとにかく良い感じで使いたくなるものばかりです。

 

後ろで動かすサブリードやリフとして使うのにはどれも十分なクオリティーを持っています。

 

 

おすすめのファクトリープリセット

 

Dune3のファクトリープリセットの他、Dune2のファクトリープリセットも入っているので合わせてそっちも紹介します。

※音量差注意

Dune3 ファクトリープリセット Lead

 

Face to Face KS

 

 

リードはそこまで太さが出にくい本機の中でも割と太め。

オシレーター毎にパンも弄っているのでワイド

 

Hardy Harder KS

 

 

本機の特徴のひとつであるユニゾンの暴力を体現した様なプリセット。

 

Super Master KS

 

 

こちらも本機の特徴を生かしたスパソ。

ベーシックなスパソよりも倍音の絡みが複雑になっている

 

Pluck

 

Casablanca KS

 

 

割とハイ寄り。

プリセットの中では派手め

 

Caught Between Phases ST

 

 

アタックはハイ寄り。

全体的にはミドルに寄っていて腰はしっかり据わっている。

Kawaii系で存在感を出したい時などおすすめ

 

Dune2 ファクトリープリセット Lead

 

Excited Man KS

 

 

かなり素直なスパソ。

レイヤーに持ってこい

 

Pluck

 

1000 Pluck AZ

 

 

滅茶苦茶素直なPluck。

何にでも使えそう。

 

Pluck Bells RH

 

 

FMらしいベル!って感じのベル。

別にこれでベルを出す必要はあんまり無いけどレパートリーとしてはあり。

 

Ten Strings RH

 

 

ポップスで活かせそう。

和音が気持ちいい。

 

おすすめのジャンルは?

 

トランス系

 

鋭目なリードなんかにはあまり向かないかもしれませんが、どちらかというとフワッとした空間系を活かしたワイドなリードやパッド、プラックなんかが強いです。

 

またブレイクのときに雰囲気を一発で出せる様なメロウなサウンドがサクッと作れるでしょう。

 

チル系

 

メロウなサウンドと言えばチル系では無いでしょうか。

 

柔らかめなプラックと空間系が絶妙に合います。

 

ミドルが厚くハイ寄りでは無いので耳に刺さらないサウンドが作れます。

 

ハウス系

 

プラックの太さというのが活かせると思います。

 

出音の綺麗さやプラックの太さがあるので、使うだけでクオリティアップが見込めます。

 

レイヤーのメインに

 

レイヤーして太いリードを作るときなんかのメインに添えるのがいいともいます。

 

密度が高いので腰の据わった存在感が出せます。

 

Synapse Audio Dune3