Plugin Allianceのおすすめチャンネルストリップを紹介します。
もちろんどれもおすすめではありますが、迷ったらbx_console SSL 4000 Eがもっともジャンルを選ばずオールマイティーでおすすめです。
それを踏まえて後は好きなキャラクターの物を探していただければいいのではないかなと思います。
Plugin Allianceおすすめチャンネルストリップ
Brainworx / bx_console AMEK 9099
PAのチャンネルストリップの中では他の物よりも100ドル高く、『ワンランク上』感がある様々な機能を詰め込んだ傑作です。
一番大きいのは何と言ってもEQに付いたAuto EQ機能。
選択したバンドだけを聴くことができるPro-Q3にもある機能です。
より精密な調整をすることが可能になっため、チャンネルストリップ内で処理を完結させることがしやすくなりました。
実機には搭載されていないPAオリジナルのステレオイメージャーとモノメーカーノブも大きいと思っています。
Brainworx / bx_console Focusrite SC
音がカチッとハマる、そんなモダンなキャラクターのチャンネルストリッププラグインです。
実機がかなりレアな物で、ほとんどの人がプラグインしか使ったことがない状況になります。
しかし操作は難しい方ではありません。
特にUIがかなりエフェクト毎にきっちり分けられているので、初見でも迷わずに使うことができるのではないかなと思います。
どのエフェクトもかなり分かりやすいかかりをしてくるというのも良いですね。
Brainworx / bx_console SSL 4000 E
やや古くなってきたでしょうか?
それでもSSLのチャンネルストリップ界ではトップクラスのクオリティーがあると個人的には思っています。
最近WavesでSSLがバージョンアップされてEV2と名称を改めましたが、そのEV2とは全然出音が違く、同じSSLの4000Eでも全然音が違う個体がモデルなのではないかと思ってしまいます。(別にそれでも全然いいのですが)
過度に派手にするというよりかはしっかり効いてしっかりまとまる、みたいなイメージです。
どれを取っても平均点以上の優等生で、とりあえずこれにしておけば間違いない的な特におすすめのプラグインです。
Lindell Audio / 50 Series
まだ比較的新しい、LindellもといPAから出た待望のAPIチャンネルストリップです。
APIのほぼすべてがまとまっていると言ってもいい内容になっていて、3種類のEQと2種類のコンプをそれぞれ切り替えて使うことができるようになっています。
EQはポピュラーなパラメトリックタイプだけかと思いきや、何気にコアなファンがいるグラフィックタイプも付いてくるとは思ってもいませんでした。
コンプは恐らく他にプラグイン化していないFETタイプが搭載されています。(調べるまでFETがあることを知らなかった)
そしてLindellなのでBrainworx製には付かないプリアンプセクションが付くことで、API特有の音をより濃く出すことができます。
そのプリアンプセクションがまた使いやすい。
まだまだセール時でもそこまで安くならないかもしれませんが、買って後悔はしにくいと思います。
Lindell / 80 Series
各所で大好評だったNeveエミュのチャンネルストリップです。
とにかく質感が良い。
上記の50と同じでプリアンプが使いやすくて音が濃いです。
しかもわざとらしくなく、さも元からそういう音であったように仕立ててくれます。
個人的には各EQやコンプの操作が他の物より少し慣れがいるかなと思っていて、Neve系に馴染みがない初見の人だと戸惑ってしまうかもしれませんが、逆に慣れてしまえばやることはかなりシンプルなのでそこもおすすめのポイントです。
ややジャンルは選ぶ傾向にあると思いますが、個性で言えば今回紹介する中でもピカイチです。
さらに最近ではセールで50ドル以下になることも増えているので、かなりコスパが高くおすすめと言えます。
まとめ
一番おすすめなのはbx_console SSL 4000 E、後は好きなやつ適当に買ってくれ〜みたいな感じです。
前回は結果的にほぼすべて紹介みたいな感じで、おすすめとはまたちょっと違う感じになっていたので今回は真剣に絞ってみました。
そこまで高頻度で更新されるカテゴリーではないようなので、また来年になっても記事の内容は変わっていないかもしれないですね。
去年↓