2022年版Plugin Alliance(以下PA)のおすすめコンプレッサーを紹介していきます。
PAにはおすすめできるコンプレッサーがたくさんあって、さらにセール時にはかなり手が届きやすい値段になります。
今回紹介するのはどれも超即戦力なコンプレッサーなので、是非デモで試してみてください。
Plugin Allianceおすすめコンプ
Acme Audio / Opticom XLA-3
LA-2Aにインスパイアされて作られたオプトコンプレッサーがモデルになっています。
特徴としてはかなり特徴的な歪みをしていて、音がダークになるところ。
そしてオプトコンプではありますが、アタックとリリースセットで3段階切り替えることができるというところです。
かなり分かりやすく音が変わるので音に積極的に雰囲気を加えたい時におすすめです。
Brainworx / bx_opto
こちらもLA-2Aを意識したコンプですが、よりLA-2Aに近い仕様になっています。
LA-2Aには3種類あってそれぞれリリースの長さが違うのですが、このコンプはそのリリースの長さを一番長いモデルから一番短いモデルの間で動かすことができます。
したがって実質このコンプはLA-2A3種類を1台で再現することができるというわけですね。
しかし実機のようにアウトプット真空管が搭載されているわけではないのか、出音はそこまで歪みません。
ただコンプレッサーの質は非常に高く、LA-2Aのクローンとしてはなかなかおすすめです。
セール時もかなり安くなります。
Brainworx / bx_townhouse Buss Compressor
定番SSLのバスコンプです。
しかしSSLの中でもGではなくBに付いているバスコンプをモデルにしているので、定番どころとは若干違う音となっています。
Gと比べてGlue感はやや大人しめですが、アタックがより立体的で全体的にダイナミクスが分かりやすいです。
壁にビタッと張り付いている感じではないので非常に重宝しています。
elysia / alpha compressor
PAの中でも結構古株なコンプになってきましたが、2022年になっても変わらず推していけます。
とにかく音がクリーンで、このコンプに搭載されているオート機能を駆使すればなかなかに音を自然にコンプすることができます。
マスタリングにおいて欲しい効果を簡単に出すことができるような印象です。
しかもプラグイン自体が古めなのでかなり安く買うことができます。
コスパが非常に良い。
Vertigo / VSC-2
こちらもPAでは古株のコンプです。
下のSHMCが来るまでは恐らくPA人気No.1コンプレッサーではなかったのではないかと思います。
その実力は今でも健在。
長らくバスコンプとして愛されてきたと思うのですが、当サイトでは単体トラックに使っても非常に良いよ!という旨の記事を書きました。
たくさんリダクションしたたくさんアウトプットを上げるという使い方に合っているので、単体トラックのサウンドメイクにもお勧めという感じです。
上のalpha compressor同様古いのでセール時にはかなり安く購入できて、非常にコスパが高い。
Shadow Hills / Mastering Compressor Class A
恐らくPAで今一番欲しい人が多そうなコンプレッサーなのではないでしょうか。
一見取っつきにくそうなUIですが、実際使ってみるとかなりシンプル。
出音はリッチで、ダイナミクスを潰し過ぎずに非常にかっこいい音に仕上げてくれます。
最終段に入るトランスによるサチュレーションも非常に綺麗で、さも最初からそういう音だったかのような嘘臭さがない音に仕上げてくれます。
マスターにもバスにも、単体トラックにもおすすめできます。
まだ他のプラグインほどガッツリ値段が下がってはいませんが、それでもセール時には1万円以下で購入することができます。
Purple Audio / MC77
1176のクローンをプラグイン化した、クローンのクローンみたいなプラグインです。
他の1176系と比べてそこまでガッツリ歪むわけではなく、芯がある出音が特徴です。
またユーティリティー性に優れていて、他の1176系プラグインよりもできることが多いというのも大きな特徴でしょうか。
歪んで派手になるよりしっかり芯がある音にしたい時に使っています。
他の1176系プラグインと併用して使っていけると思います。
値段もセールでかなり安くなるのでおすすめです。
NEOLD / V76U73
1960年代にドイツの現有名マイクメーカーTelefunkenが放送向けに開発した真空管コンプレッサーがモデルとなっています。
通して潰すと実際に生で聴いているような迫力が出ます。
速いアタック&遅いリリースで音を均すのとしっかりとしたキャラクター付けを行うことができます。
操作もUIはやや取っつきにくさを感じますが覚えるとかなり簡単な部類に入ると思います。
特にアコースティックなトラックを打ち込みで作っている人にはおすすめしたいです。
まとめ
前回のPAコンプレッサーまとめ記事から2年くらい経つかなと思います。
その間そこまで種類が増えたというわけではありませんが、私自身が色々レベルアップしたということもありまた書いてみました。
SEO的な都合もあったりするのできっと年更新して行くのだと思います。
PAのコンプは今やセールで非常にコスパが高い分類に入ると思います。
頻度も多いのでタイミングが合った時に購入しておくと、良いことがあるかもしれないです。