Sonic AcademyのANA2をレビュー+おすすめプリセット紹介
今回はSonic AcademyのANA2をレビューしていきたいと思います。
初心者にもおすすめ且つ様々なシーンで活躍できる汎用性が魅力です。
総評
・音が常に平均点
・ポップスにもおすすめ
・音作りしやすいUI
・Slate Digitalのサブスクリプション経由がおすすめ
・公式の有料プリセットが使える
音がついに平均点
当サイトではいわゆる「音が良い」ソフトシンセもいくつかレビューしていますが、本機はそれらと比べると少し物足りないながらも使える平均点以上の音を常に出してくれます。
ポップスにもおすすめ
上記で書いた通り決して音が凄く良い訳ではありませんが使えるクオリティーがあります。
音に強烈な主張がないのでオケに混ざりやすいという大きな利点があります。
サブリードやリフなど後ろで鳴らしておくのに、特に音を削ることなど意識しなくても成立します。
またレイヤー用に音を作るのにも素直な出音なので適しています。
音作りしやすいUI
基本的な音作りの操作効率を高めてくれるUIです。
迷うことがないのでシンセ初心者の音作りの練習にはもってこいです。
Slate Digital のサブスクリプション経由がおすすめ
本機はSlate Digital社のサブスクリプションからも使うことができます。
詳しくはこちらから
Slate Editionでは以下の特典が付きます。
・Slateオリジナルプリセットが付いてくる
・Slate製の波形が付いてくる
オリジナルのプリセットはSlate製のものの他、ドラムンベースのコロンビア出身有名プロデューサーZardnicなど有名プロデューサー制作のものが付いてきます。
Slate製のプリセットはアナログシンセの名機を意識したようなものが多いのですが、もちろんのことSlate製の波形は恐らくアナログシンセからサンプリングしたと思われる名前のものが多いです。(JP8000、SH101、Juno106などなど)
Rolandの名機が中心で、Moogもあったります。
公式の有料プリセットが使える
ここまでにもちょっと貼ったりしていますが、公式から様々なジャンル合計10個以上有料でプリセットがリリースされています。
どれもかなり使える音で、デモムービーもかなり欲しくなるような出来です。
セール時に狙ってみてもいいのではないでしょうか。
Future BassやFuture Houseなど今旬なジャンルは勿論、ややクラシックなTranceやHouse、むしろ昔すぎてリバイバルされているSynthwaveなど様々な種類があります。
おすすめのファクトリープリセット
※音量差注意です
Lead系
The Trance
・名前の通りトランスって感じのリード
・レイヤーのメインにも良さそう
Pad系
Horizon
・使いやすいワイドなパッド
・このままだと結構アタックが遅いので曲に合わせてADSRを弄ってあげましょう
Pad Start
・Horizonよりも荒さがない
ベース系
80's Attack Bass
・80年代とは書かれつつも今も使われているベーシックなベース