近年Plugin Allianceは新開発のTMT機能がフル活用できるチャンネルストリッププラグインを多くリリースしています。
定番機種からレアものまでエミュレーションしており、音楽ジャンルに合わせて選べるようなバリエーションがあります。
最新版↓
Brainworx / bx_console Focusrite SC
初代Focusrite ISAコンソールをエミュレーションした各所で大絶賛の現状オンリーワンなチャンネルストリップです。
効きがいいEQにDry/Wetノブやサイドチェインが付いたコンプレッサーを搭載、さらに帯域をソロで聴けるディエッサーもありと正に至れり尽くせり。
サウンドのキャラクターはカチッとハマるような現代的なサウンドで、様々な音楽ジャンルに合うはずです。
レビュー記事書きました
Brainworx / bx_console N
コンソール界の2大巨頭の一角であるNeveをエミュレーションしたチャンネルストリップです。
Neveらしさといわれるものはいくつかありますが、その中でもフワッと全体的に持ち上がるようなサウンドです。
空気感を大事にするようなアコースティックで隙間が多めの曲におすすめです。
レビュー記事書きました
Brainworx / bx_console SSL 4000 E
コンソール界2大巨頭の一角で、恐らく現在日本で一番使われているコンソールでもあるSSL 4000Eをエミュレーションしたチャンネルストリッププラグインです。
SSL特有の派手のサウンドはそのままに、TMTやTHDによってコンソールシミュレーターとしてよりリアルな仕上がりになりました。
レビュー記事書きました
Brainworx / bx_console SSL 4000 G
4000Eと同じ4000番台のSSLコンソールであるSSL 4000Gをプラグイン化したものです。
実機の4000GはEのメジャーアップデート版という位置付けで、Eよりも機能やサウンドに改良が加えられています。
世界的にはEの方が知られていて愛されてもいるので一概にGの方が良いというわけではまったくないのですが、サウンドとしてはGの方がややハイファイよりな歪み方で素材を通すだけで大きく変えるというのはあまりありません。
この部分で言えば後続の9000Jにも似ていますね。
コンプやEQはEとGそれぞれで入れ替えることができる(切り替えのボタンがある)のでTHD部分によるサウンドで違いを出すことになるかと思います。
Brainworx / bx_console SSL 9000 J
90年代にSSLからリリースされた比較的新しいコンソールをエミュレーションしたものです。
9000シリーズでは初の公式ライセンスを持つプラグインということで細部にわたるまで精密に再現されました。
4000ほどの派手さはありませんが、腰の据わったまとまりのあるサウンドです。
クラブ系に特に人気があります。
レビュー記事書きました
Lindell Audio / 80 Series
こちらもNeveコンソールをエミュレーションしたものですが、どちらかというとファットなサウンドが特徴的でconsole Nよりもサチュレーションが強くよりヴィンテージ感があります。
またチェンネル用とバストラック用に用途の分かれた2つがセットになっており、バストラック用ではより激しく歪ませることもできます。
かなりヴィンテージっぽい見た目ですが。コンプレッサーにはDry/Wetノブが付いていたりとユーティリティー性が高いです。
レビュー記事書きました
Lindell Audio / ChannelX
PAのチャンネルストリップのプリアンプ部分の中でも特に激しく歪むプリアンプに、1176コンプとPultecEQが積まれたとてつもなくカロリーが高いチャンネルストリップです。
各モジュールが単体プラグインとして販売されているので味の濃さは折り紙つき。
コンソールシュミレーターとして全てのトラックに挿すというよりかは特に目立たせたいトラックに使うのがいいでしょう。
※ChannelXだけTMT、THD機能が付いていません。
最後に
7選とは書きましたが現状リリースされているもの全てとなってしまいました。
最後に紹介したChannelX以外全てTMTなどが付いていることから、PAのチャンネルストリップがいかに短期間で盛り上がっていったかが分かるかと思います。
今後も増えていく可能性が高いconsoleシリーズから目が離せません。
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