Plugin Allianceではギターアンプが14種類リリースされており、どれもソフトウェアとは思えないほどの高いクオリティーがあります。
優劣をつけるのが難しいため今回は作編曲・ミックスの視点からおすすめのアンプシミュレーターを4つ選びました。
どれもキャラクターが違っており用途別で活躍ができるでしょう。
※この記事はギタリストではない人間が編曲・ミックス視点で書いています。その点ご注意ください。
最初に
UADにDSPプラグインとして搭載されていたものがNative版としてリリースされたものが大半です。
したがってものすごくラフでアナログな音というのが全体的な印象で、良くも悪くもリアルです。
オケへの馴染みはミックスなしではよくないので単体で聴いて好みのもの・使いやすいものを選出しました。
Brainworx / bx_bassdude
Brainworxの強烈なアナログ感がクラシックなロックのクリーンやクランチにどハマりです。
またキャビネットの種類が非常に豊富でファットなサウンドから速い音まで幅広い音作りができます。
Diezel / Herbert
モダンなメタルサウンドであれば最新のハードウェアやソフトウェアに軍配が上がりますが、少し前のアナログなメタルサウンドならこのアンプに並び立つものは少ないでしょう。
クラシックなメタルならヘヴィーメタルにニューメタル、メロデスなどなど幅が利き時代を色だったファットなディストーションサウンドを鳴らすことができます。
ややソフトウェア寄りなアタックの潰れ方をしますが、逆にそれが打ち込みには相性が良くPAのアンプの中でも扱いやすい部類のディストーションサウンドです。
Friedman / DS-40
マーシャル系のアナログ感満載なディストーションと抜けの良いクリーン〜クランチサウンドが特徴です。
分厚く味の濃いサウンドですが細かいニュアンスもしっかり拾えるので単音リフや速いアルペジオがかなり雰囲気を出すことができます。
もちろんメタル的なダウンチューニングのディストーションも◎
Fuchs / Overdrive Supreme 50
今回紹介するアンプの中では最もモダンでソフトウェア寄りです。
特にミックスしなくてもオケに馴染みます。
しかしソフトウェアほどの硬いディストーションという訳ではなく絶妙な倍音量でどんなジャンルにもマルチに使える「コンポネアンプ」です。
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最後に
聴いていただけていれば分かると思いますが、どれもキャラクターが濃くてオンリーワンなものが多いです。
今回紹介しなかったものも含めて即戦力なものばかりですので気になればセールの時にぜひ購入してみてください。
また,まだNative版としてリリースされていないBrainworxが開発したアンプが複数あり今までのパターンだとそれらも恐らくリリースされるので今から楽しみでなりません。